結論
- 石油情報センターの一般小売価格調査(2026年8月分)による47都道府県の単純平均は、5m³で6,024円、10m³で9,863円、20m³で17,179円です。
- 同じ10m³でも、最も安い奈良県(8,741円)と最も高い北海道(12,052円)では**月3,311円(年間約39,700円)**の差があります。
- プロパンガスは自由料金のため、同じ県内・同じ地域でも契約しているガス会社ごとに基本料金・従量単価が異なります。
- 検針票の「使用量(m³)」と「請求額」があれば、プロパンガス料金診断シミュレーターでお住まいの地域平均と比べて月・年間いくら高いかを30秒で計算できます。
| 月間使用量(世帯目安) | 全国47都道府県平均(税込) | 推計内訳(基本料金+従量単価) | 見直し・プラン比較の目安(持ち家戸建て) | 料金比較 |
|---|---|---|---|---|
| 5m³(1人暮らし・夏場) | 6,024円/月 | 基本約2,850円+従量約696円/m³ | 地域平均より**+5〜10%以上高い場合**(30秒料金診断) | プラン比較↓ |
| 10m³(2〜3人世帯・通年平均) | 9,863円/月 | 基本約2,850円+従量約696円/m³ | 月1,000円(年間12,000円)以上の差額があれば複数社プラン比較が有効(全国47都道府県一覧) | プラン比較↓ |
| 20m³(3〜4人世帯・冬場給湯) | 17,179円/月 | 基本約2,850円+従量約696円/m³ | ガス会社の料金見直しに加え、給湯器交換期ならエコキュート(国補助最大10万円)との比較も有効 | プラン比較↓ |
使用量(5・10・20・50m³)別の全国平均料金表
当サイトが石油情報センターの公表データ(2026年8月分、確認日:2026年11月2日)から算出した47都道府県の単純平均です。
| 月の使用量 | 利用シーンのイメージ | 全国平均(税込) | 1m³あたりの実質単価(請求額÷使用量) | 料金比較 |
|---|---|---|---|---|
| 5m³ | 1人暮らし・夏場の給湯とコンロ中心 | 6,024円 | 約1,205円/m³ | プラン比較↓ |
| 10m³ | 2〜3人世帯の平均的な月・春秋の給湯 | 9,863円 | 約986円/m³ | プラン比較↓ |
| 20m³ | 3〜4人世帯・冬場の給湯や追い焚きが多い月 | 17,179円 | 約859円/m³ | プラン比較↓ |
| 50m³ | 大家族・ガス暖房や業務用併用など | 37,536円 | 約751円/m³ | プラン比較↓ |
※使用量が増えるほど「1m³あたりの実質単価」が下がって見えるのは、毎月定額でかかる基本料金が含まれているためです。
基本料金と従量単価(二部料金制)の仕組み
プロパンガス料金の多くは、以下の計算式(二部料金制)で決まります(これに加えて設備利用料などを分ける三部料金制もあります)。
毎月のガス料金 = 基本料金(定額)+ 従量単価(1m³あたり)× 使用量(m³)
- 基本料金:ガスの使用量が0m³でも毎月かかる固定費(容器・メーター・保安管理などの費用)。全国平均の料金表から当サイトが推計した目安は約2,850円/月です。
- 従量単価:使ったガスの量(1m³)ごとにかかる単価。全国平均からの推計値は約696円/m³です。
- 検針票に基本料金と従量単価の両方が記載されている場合は、その単価をお住まいの地域推計単価と直接比べることができます。検針票に「請求額」と「使用量」しか書かれていない場合でも、同じ使用量での地域平均額と比べれば割高かどうかを判断できます。
都道府県によってプロパンガス相場はどれだけ違うか
プロパンガスは配送コストや地域の競争環境、冬場の気温などの影響を受けるため、都道府県によって平均料金に大きな開きがあります(2026年8月分・10m³での比較)。
| 区分 | 都道府県 | 10m³の平均料金 | 全国平均(9,863円)との差 | 10m³を1年間使った場合の年額換算 | 料金比較 |
|---|---|---|---|---|---|
| 安い順 1位 | 奈良県 | 8,741円 | -1,122円 | 約104,892円 | プラン比較↑ |
| 安い順 2位 | 千葉県 | 8,886円 | -977円 | 約106,632円 | プラン比較↑ |
| 安い順 3位 | 東京都 | 8,970円 | -893円 | 約107,640円 | プラン比較↑ |
| 高い順 1位 | 北海道 | 12,052円 | +2,189円 | 約144,624円 | プラン比較↑ |
| 高い順 2位 | 青森県 | 11,688円 | +1,825円 | 約140,256円 | プラン比較↑ |
| 高い順 3位 | 山形県 | 11,123円 | +1,260円 | 約133,476円 | プラン比較↑ |
主要23都道府県の使用量別平均料金と推計基本料金・従量単価(2026年8月分)
お住まいの都道府県名をクリックすると、県内の地域(エリア)別の料金表と過去12回の推移を確認できます。
| 都道府県 | 5m³平均 | 10m³平均 | 20m³平均 | 推計基本料金 | 推計従量単価 | 料金比較 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 7,329円 | 12,052円 | 21,000円 | 約3,322円 | 約865円/m³ | プラン比較↑ |
| 宮城県 | 6,018円 | 9,966円 | 17,435円 | 約2,832円 | 約708円/m³ | プラン比較↑ |
| 栃木県 | 5,492円 | 9,053円 | 15,870円 | 約2,414円 | 約659円/m³ | プラン比較↑ |
| 埼玉県 | 5,556円 | 9,106円 | 16,076円 | 約2,320円 | 約677円/m³ | プラン比較↑ |
| 千葉県 | 5,460円 | 8,886円 | 15,651円 | 約2,371円 | 約651円/m³ | プラン比較↑ |
| 東京都 | 5,488円 | 8,970円 | 15,935円 | 約2,254円 | 約673円/m³ | プラン比較↑ |
| 神奈川県 | 5,694円 | 9,350円 | 16,534円 | 約2,345円 | 約699円/m³ | プラン比較↑ |
| 富山県 | 6,525円 | 10,595円 | 18,385円 | 約3,541円 | 約703円/m³ | プラン比較↑ |
| 石川県 | 6,440円 | 10,591円 | 18,562円 | 約3,079円 | 約748円/m³ | プラン比較↑ |
| 長野県 | 5,884円 | 9,765円 | 17,132円 | 約2,589円 | 約711円/m³ | プラン比較↑ |
| 岐阜県 | 5,929円 | 9,713円 | 17,035円 | 約2,733円 | 約696円/m³ | プラン比較↑ |
| 静岡県 | 5,831円 | 9,547円 | 16,774円 | 約2,658円 | 約687円/m³ | プラン比較↑ |
| 愛知県 | 5,851円 | 9,489円 | 16,496円 | 約2,755円 | 約670円/m³ | プラン比較↑ |
| 大阪府 | 5,512円 | 8,989円 | 15,710円 | 約2,510円 | 約645円/m³ | プラン比較↑ |
| 兵庫県 | 6,119円 | 9,873円 | 16,806円 | 約3,102円 | 約668円/m³ | プラン比較↑ |
| 奈良県 | 5,411円 | 8,741円 | 15,177円 | 約2,560円 | 約616円/m³ | プラン比較↑ |
| 島根県 | 6,642円 | 10,843円 | 19,192円 | 約2,851円 | 約800円/m³ | プラン比較↑ |
| 岡山県 | 6,199円 | 10,114円 | 17,486円 | 約3,146円 | 約691円/m³ | プラン比較↑ |
| 広島県 | 6,154円 | 9,753円 | 16,673円 | 約3,055円 | 約666円/m³ | プラン比較↑ |
| 福岡県 | 5,916円 | 9,557円 | 16,263円 | 約3,217円 | 約626円/m³ | プラン比較↑ |
| 佐賀県 | 6,340円 | 10,287円 | 17,520円 | 約3,416円 | 約677円/m³ | プラン比較↑ |
| 熊本県 | 5,802円 | 9,471円 | 16,117円 | 約3,149円 | 約621円/m³ | プラン比較↑ |
| 大分県 | 5,896円 | 9,659円 | 16,757円 | 約2,889円 | 約671円/m³ | プラン比較↑ |
また、同じ都道府県内でも地域(エリア)によって平均料金が異なります。47都道府県・194地域すべての最新料金はプロパンガス料金の相場(都道府県・地域一覧)で確認できます。
検針票から自宅のガス代を診断する3ステップ
「今月のガス代が高い」と感じたら、次の順番で確認すると失敗がありません。
- 検針票で「使用量(m³)」と「請求額(税込)」を確認する
- 冬場は水温が低く給湯の使用量(m³)自体が増えるため、「先月より請求額が増えた原因が使用量の増加なのか、単価の高さなのか」を切り分けます。
- お住まいの都道府県・地域の同じ使用量の平均と比べる
- プロパンガス料金診断シミュレーターに請求額・使用量・都道府県(および地域)を入力すると、石油情報センターの調査データを直線補間して「あなたの使用量での地域平均額」と「月間・1年・3年・5年の差額」を自動計算します。
- 住居形態(持ち家戸建てか、賃貸・集合住宅か)に応じた対策をとる
- 持ち家の戸建て:ガス会社を自分で選べるため、地域の相場より高い場合は複数のガス会社の料金・契約条件を無料で比較できます。
- 賃貸住宅・集合住宅:建物のオーナー(大家さん)や管理組合が一括でガス会社と契約しているため、入居者個人でガス会社を変更することはできません。
持ち家の戸建てでガス会社・給湯を見直すときの注意点
持ち家の戸建てでプロパンガス料金を見直す際は、目先の単価だけでなく以下の点を確認してください。
- 契約後の料金維持と説明:契約時だけ極端に安い単価を提示し、後から頻繁に値上げする業者でないか。基本料金と従量単価の料金表が明確に提示されるか。
- 現在のガス会社との設備貸与契約(残債)の有無:配管や給湯器などの無償貸与契約期間が残っている場合、解約時に清算金が発生するか、乗り換え先の相談窓口で引き継ぎ・対応が可能かを見積もり時に確認します。
- 給湯器交換時期ならエコキュートとの比較も有効:給湯器の寿命(10〜15年)が近い持ち家戸建てでは、プロパンガス会社の変更だけでなく、国の補助金(最大10万円/台)が使えるエコキュートへの交換やプロパンガス給湯器からエコキュートへ切り替える判断基準、エコキュート補助金2026年ガイド、エコキュート主要6メーカー40機種の比較ガイドもあわせて比較すると、長期の光熱費を下げやすくなります。